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むくみ神田医院 内科
症状「むくみ」の情報をご紹介します。 むくみの原因や発症しやすい人の傾向、診断方法、対応する治療法を解説します。 むくみに対する医療科目を参考にお気軽にご相談ください。「むくみ」について
むくみは、体内の組織に過剰な水分が溜まることで発生する症状です。特に足や足首、手、顔などに現れることが多く、一時的なものから慢性的なものまで様々なタイプがあります。むくみの原因は、長時間の立ち仕事や座り仕事、塩分の過剰摂取、運動不足、暑さなど、生活習慣に関連するものが多いです。しかし、心不全、腎不全、肝硬変、甲状腺機能低下症など、重大な疾患が原因となることもあります。むくみが続く場合や急激に悪化する場合は、適切な診察と治療が必要です。
症状や傾向
- 急にむくみが発生し、短期間で悪化する場合は注意が必要です。例えば、急性腎不全や心不全が原因となっている可能性があります。これらの疾患は早急な治療が必要なため、むくみが急激に進行する場合はすぐに医療機関を受診し、血液検査や尿検査、心エコーなどの検査を行います。
- むくみと同時に息切れや極度の疲労感がある場合、心不全の可能性があります。心不全は心臓が血液を十分に送り出せなくなる病気で、早期の診察と治療が不可欠です。診察では心電図や心エコー、胸部X線検査などを行い、心機能を評価します。
- 片側の脚や手がむくむ場合、深部静脈血栓症(DVT)やリンパ浮腫の可能性があります。深部静脈血栓症は血栓が静脈に詰まる病気で、放置すると肺塞栓などの危険な合併症を引き起こす可能性があります。超音波検査や血液検査を行い、早期発見と治療が重要です。
- 持続的なむくみと体重増加が見られる場合、慢性腎不全や肝硬変の可能性があります。これらの疾患は体内の水分バランスを崩し、むくみを引き起こします。血液検査や腹部エコー、尿検査を行い、腎機能や肝機能を評価し、適切な治療を進めます。
治療や処方
- むくみの予防と軽減には、生活習慣の改善が重要です。適度な運動を取り入れ、長時間同じ姿勢を続けないようにすることが推奨されます。また、塩分の摂取を控え、水分を適切に摂ることで体内の水分バランスを整えます。足を高くして休む習慣をつけることも、むくみの軽減に役立ちます。
- 圧迫療法は、特に脚のむくみに対して効果的です。弾性ストッキングやバンデージを使用することで、血液やリンパ液の流れを改善し、むくみを軽減します。適切なサイズと圧迫力を選ぶために、医療機関での指導を受けることが推奨されます。
- むくみの原因に応じて、利尿薬やその他の薬物を使用します。心不全や腎不全が原因の場合、利尿薬を用いて体内の余分な水分を排出します。また、塩分摂取の制限や、必要に応じて抗高血圧薬を使用することもあります。薬物療法は医師の指導のもと、適切な用法・用量で行うことが重要です。
- むくみの原因を特定するために、詳細な診察と検査を行います。血液検査や尿検査、超音波検査、心エコー、胸部X線などを用いて、腎臓、心臓、肝臓などの機能を評価します。これらの検査結果に基づき、適切な治療計画を立て、むくみの根本原因に対処します。
関連する病気や疾患「むくみ」
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甲状腺機能異常
甲状腺機能異常は、甲状腺が適切な量のホルモンを産生しない状態で、甲状腺機能低下症と甲状腺機能亢進症の2種類があります。甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの不足によって新陳代謝が低下し、倦怠感、体重増加、寒がり、便秘、皮膚の乾燥、記憶力低下などの症状を引き起こします。一方、甲状腺機能亢進症は、過剰な甲状腺ホルモンにより代謝が過剰に亢進し、体重減少、頻脈、発汗過多、手の震え、不眠、焦燥感などの症状が現れます。これらの異常は、血液検査によってホルモンレベルを確認し、適切な治療が行われます。早期の診察と治療が重要です。
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下肢深部静脈血栓症
下肢深部静脈血栓症(DVT)は、脚の深部静脈に血栓(血の塊)が形成される状態です。血栓は血流を阻害し、脚の腫れや痛みを引き起こします。血栓が剥がれて肺に移動すると、肺塞栓症という重篤な状態を引き起こす可能性があります。DVTは長時間の座位や立位、手術後、長期間のベッド上安静、または特定の病歴がある場合にリスクが高まります。症状は脚の腫れや痛みが主で、適切な治療が必要です。
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心不全
心不全は、心臓が十分な血液を全身に送り出す能力が低下する病気です。この結果、心臓が血液を効果的に循環させることができず、体内の組織や臓器が十分な酸素や栄養を受けられなくなります。心不全の主な症状には、呼吸困難、むくみ、疲労感、咳などがあります。心不全は、心臓病、心筋梗塞、高血圧などが原因で進行することが多く、症状の管理と原因の治療が重要です。適切な治療と生活習慣の改善により、症状の軽減と生活の質の向上が可能です。
神田医院 院長から「むくみ」について
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里井 重仁
医学博士 神田医院 院長ここで紹介した対処や治療法は、あくまで一般的な例です。
むくみはさまざまな原因によって引き起こされるため、一人ひとり適切な診断と治療が重要です。
むくみの症状が続く場合や心配な点がある場合は、早期にご相談ください。
当院では神田、秋葉原、日本橋エリアの患者様をはじめとしてむくみの専門的な診断・治療を行っています。
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