心療内科

心身のストレスや不安をケア。心と体の双方へ治療アプローチを行います。

心療内科は心身のストレスや不安、抑うつなど、心理的な問題が身体に現れる症状に対応します。薬物療法、ストレス管理を通じて、心の健康をサポートします。

必要に応じて、心理的な面からアプローチし、症状の軽減を目指します。心と体のバランスを取り戻すお手伝いをします。

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心と体の双方へ治療のアプローチ

心療内科は「心の病気」を専門に扱う診療科ですが、その範囲は広範囲です。具体的には、心の問題が身体症状として現れる疾患を対象とします。例えば、うつ病やパニック障害、身体表現性障害、ストレスによる胃潰瘍や過敏性腸症候群などが含まれます。心療内科では、身体の不調と精神的な問題の両方を考慮し、適切な治療を提供します。身体的な症状が精神的な原因によるものかを見極め、心と体の両面からアプローチします。

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診療の流れ

心療内科の診療は、まず患者さんとの詳細な問診から始まります。問診では、生活習慣や心の状態、身体の症状についてお話を伺い、心と体の問題がどのように関連しているかを探ります。必要に応じて、血液検査や画像診断を行い、身体的な疾患と心の問題を区別します。その後、得られた情報に基づいて、適切な治療プランを提案します。

神田医院 壁に飾られた絵
一人ひとりの状況に合わせた治療プラン

個々の患者さんに応じた柔軟な対応が特徴です。心の病気は、個々の生活歴や性格、環境によって症状が異なります。そのため、心療内科では一人ひとりの状況を丁寧に把握し、個別の治療計画を立てることが重要です。治療は、患者さんの状態に合わせたアプローチで行い、心身の健康を支えるサポートを提供します。

神田医院 精神科・心療内科は予約制 木曜日 9:30-11:00
心療内科の予約診察について

心療内科は予約制となっており、診察は木曜日の9:30~11:00の時間帯で行っています。 受診を希望される方は、事前にご予約をお願いします。

診療について

  • 精神・心療内科の受付時間は木曜日 9:30〜11:00です。
  • 症状の有無に関わらず、ご自身の感染予防のためにもマスクの着用を推奨しております。
  • 受診時はマイナンバーカード(又は保険証)をご提出ください。

治療・処方

  • 睡眠外来(不眠症・睡眠障害)にも対応しておりますのでお気軽にご相談ください。
  • 当院では「自由診療」を受け付けております。自由診療とは、健康保険の適用範囲外となる治療やサービスを患者様ご自身の選択で受けることができる診療形態です。

心療内科に関する疾患・病名

社交不安障害

社交不安障害(Social Anxiety Disorder)は、人前での活動や他人との交流に対して強い不安や恐怖を感じる精神的な障害です。日常的な社会的状況、例えば会話やプレゼンテーション、仕事の会議などに対して過度の緊張や恐怖感を抱きます。この状態は、自己評価の低さや他人からの評価を過剰に気にすることが関係しています。社交不安障害は、社会的な交流に支障をきたし、生活の質や仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。

強迫性障害

強迫性障害(Obsessive-Compulsive Disorder、OCD)は、繰り返し現れる不安を引き起こす思考(強迫観念)や、それを解消するために繰り返す行動(強迫行動)が特徴の精神的な障害です。強迫観念は、制御できない考えやイメージで、これが不安を引き起こします。強迫行動は、これらの不安を軽減するために行う儀式的な行動で、たとえば手を何度も洗う、確認を繰り返す、物を並べるなどが含まれます。これらの行動は一時的に不安を和らげるものの、障害の症状は持続し、日常生活に大きな支障をきたします。

適応障害

適応障害は、ストレスの多い状況や出来事に対する不適切な反応が原因で発生する精神的な障害です。通常、生活の中で直面するストレスフルな状況に対して、過剰な不安、抑うつ、または行動の変化が見られます。ストレスの原因が解決されると症状が改善することが多いですが、症状が長期間続く場合は専門的な治療が必要です。適応障害は、仕事の変化、人間関係のトラブル、重大な人生の出来事など、さまざまなストレス因子に関連しています。

パニック障害

パニック障害は、突然の強い不安や恐怖を伴うパニック発作が繰り返し起こる精神的な障害です。発作中には心臓の動悸、息切れ、めまい、発汗、震え、または死への恐怖など、身体的および心理的な症状が現れます。発作は通常数分から数十分続きますが、その後に持続的な不安や発作への恐怖が残ることがあります。適切な治療を受けることで症状の管理や改善が可能です。

不眠症

不眠症は、睡眠時間が十分に取れない、または睡眠の質が悪い状態を指します。これは入眠困難、夜間の覚醒、早朝覚醒、または眠りが浅いといった症状として現れることがあります。不眠症は、生活の質や健康に悪影響を及ぼし、日中の疲労感や集中力の低下を引き起こすことがあります。原因としては、ストレス、生活習慣の乱れ、心理的な問題、医学的な疾患、特にうつ病の最初の症状であることも多くみられます。症状が持続する場合は、適切な診断と治療が必要です。

双極性障害

双極性障害(双極性障害、Bipolar Disorder)は、気分が極端に変動する精神疾患で、躁(まさにエネルギーが高まり、活動的で、興奮しやすい状態)と抑うつ(悲しみや無力感、興味や喜びの喪失)のエピソードが交互に現れるのが特徴です。躁状態では、過剰な自信、過剰な活動、衝動的な行動が見られる一方、抑うつ状態では、落ち込み、エネルギーの低下、自己評価の低下などが見られます。この疾患は、遺伝的要因や神経化学的な変化が関与し、生活の質に大きな影響を及ぼします。

心的外傷後ストレス障害 (PTSD)

心的外傷後ストレス障害(Post-Traumatic Stress Disorder、PTSD)は、強烈なトラウマ体験が引き金となって発生する精神的な障害です。トラウマ体験とは、生命の危機や重大な事故、暴力など、極度のストレスや恐怖を伴う出来事を指します。PTSDの主な症状には、フラッシュバック(再体験)、悪夢、過剰な警戒心、感情の麻痺、避ける行動などがあります。これらの症状は、トラウマ体験の記憶や感情が日常生活に持続的な影響を与えることによって現れます。

神経症

神経症は、過度の不安やストレスが引き起こす精神的な障害で、日常生活に支障をきたすことがあります。一般的に「神経症」とは、広い範囲の不安障害や気分障害を含む用語ですが、特に「神経症」という言葉は、特定の病名よりも症状の特徴を指します。症状には、不安感、恐怖感、強迫的な思考や行動、抑うつ感などが含まれます。神経症は、外部のストレス因子や内部の心理的要因によって引き起こされ、患者の日常生活や社会的な関係に影響を及ぼします。

拒食症

拒食症(拒食症、Anorexia Nervosa)は、体重増加への極度の恐怖と強い体重制限を特徴とする摂食障害の一つです。この病気では、食事制限や過度の運動が行われることが多く、体重の著しい減少や栄養不足が見られます。拒食症の患者は、自分の体重や体型に対して強い不満を抱き、体重が正常範囲に戻ることを拒否します。心理的な問題や自己評価の低さが関連しており、身体的および精神的な健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。

うつ病

うつ病は、持続的な悲しみや興味・喜びの喪失を特徴とする精神疾患です。原因は、遺伝的要因、環境ストレス、脳内の化学物質の不均衡などが複合的に関与しています。主な症状には、気分の落ち込み、疲労感、不眠や過眠、食欲の変動、集中力の低下、自己評価の低下、罪悪感、絶望感、自殺念慮などがあります。治療には、抗うつ薬の服用や心理療法(認知行動療法など)が有効です。生活習慣の改善やサポート体制の整備も重要です。これらの症状に心当たりのある方やご心配な方は、ぜひ当院で診察・ご相談ください。

心療内科に関するFAQ

  • 心療内科の診療の進め方を教えてください。

      問診では、患者さんに自由にお話をしていただくパターンを通常と りますが、うまく経過や症状を説明できない場合はこちらから質問 をしてそれに答えていただくというパターンをとることもあります。 さらに血液検査やレントゲン検査などを行ない、患者さんの抱えて いらっしゃる症状が、純粋に身体だけの症状なのか、それとも心の 病気に由来するものなのか、といった鑑別をします。

  • 心療内科の役割は何ですか?

     精神科と一般内科の架け橋的な役割を担っていると思います。 身体に何か異変が起こった時、 それが心に由来するものであるということを判断するのは、身体と 心の両方を診る心療内科でなければ出来ないことであると考えています。

  • 心療内科は、どんな病気の相談にのってくれますか?

     心療内科とは、『心の病気を診てくれる科 』というイメージ を多くの方がお持ちのようです。ところがこの『心の病気』という のが具体的にはどういったものかを説明できる方は意外と少ないよ うです。 例えば、頭痛を訴えてやってきた患者さんに頭痛薬を処方したがな かなか良くならない。 よくよくお話を聞いたら実はうつ病だった…というように、『身体 症状を伴う精神疾患』を私達は『心の病気』と定義しており、これ を治療するのが心療内科なのです。 対象疾患としては、うつ病以外に、パニック障害、強迫性障害、身 体表現性障害、社会不安障害、ストレス症候群、胃潰瘍や過敏性腸 症候群などの心身症、不眠症などが挙げられます。

  • 心療内科では、病気や治療に対して一般の内科や精神科とは違っ た特別な見方がある、と聞きましたが本当ですか?

     精神科が扱う精神疾患は、統合失調症や躁うつ病、アルツハイマー 型認知症といった『脳の器質的な疾患』であり、治療は向精神薬に よる薬物療法が主体となります。 一方心療内科では、向精神薬を投与すると同時に、頭痛薬や胃薬な ど身体疾患に対するお薬を処方することもあります。 簡単に言えば、『心と身体の両方』の治療を行なうのが心療内科な のです。

  • 心療内科は、どのような治療法があるのですか?

    向精神薬や内科薬を投与する薬物療法を行 ないますが、加えて、患者さんが心に抱えている悩みや心配事を じっくりお聞きするというのも心療内科で行なう治療です(これを 『心理療法』とか『カウンセリング』と言います)。

  • 病気やストレスは人それぞれに違いがありますが、心療内科は、 その人に適した対応をしてくれるというのは本当ですか?

     本当です。 身体疾患の場合は様々な検査データに基づいて客観的に病気を判断 することが可能であり、状態にあまり個人差がない場合がほとんどです。 しかし『心の病気』の場合は、その方のこれまでの生活歴や性格傾 向などの違いが病気の症状に影響を与えることが往々にしてあります。 よって、その方に適した対応を行なうのが一般的です。

  • 心療内科の診療は何からはじまるのですか?

     まずはじっくりと問診を行なうことから始めます。 予め問診票に記入していただく場合もありますが、通常は対面して お話を窺う方法をとります。

  • 心療内科はカウンセリングをしてくれるのですか?

     カウンセリングは臨床心理士が行なう治療で、心療内科では一般的 に行われている治療の一つです。 当院には臨床心理士がおりませんのでカウンセリングはできません が、医師が精神療法を行なうことでカウンセリングに準じた治療を 行なうことは可能です。 また、必要に応じて、カウンセリングが出来る施設をご紹介するこ ともあります。

心療内科 診断受付・予約

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精神・心療内科9:30〜11:00
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皮膚科16:30〜18:00
皮膚科

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「心療内科」について担当医からメッセージ

神田医院 院長 里井 重仁(医学博士;
里井 重仁
医学博士 神田医院 院長

ビジネス街にあるクリニックですので土曜・日曜は休診といたしますが、病状によっては緊急時にご相談を頂けるよな体制も整えています。  このようなクリニックを目指す"新生"神田医院です。患者さんが安心して受診していただけることを実感出来るクリニックにしたいと考えております。